頭痛
頭の症状
頭痛とは?
大きく分けて「筋緊張性」と「血管拡張性」があります。
「筋緊張性」は、頭の重みを支えている後頭部や首、肩の筋肉が疲労し硬くなることで血流が悪くなり痛みが出ます。「血管拡張性」は、血管が炎症を起こし腫れて拡張するために、血管のまわりを取り巻いている神経(三叉神経)が刺激されて痛みが出ます。片(偏)頭痛と呼ばれるものです。
「筋緊張性」は温めると良くなり、逆に「血管拡張性」は温めると激痛になり、冷やすと良くなります。
頭痛を放っておくと、めまいや吐き気などに発展することもありますので、薬だけに頼らず、原因を取り除く治療をすることをおススメします。
上記以外のもので重篤な症状が原因で起こる頭痛もあるので、下のような頭痛の場合はすぐに病院に行きましょう。
バットで殴られたような激痛、突然起きる、吐き気や激しいおう吐を伴う、前ぶれとして数日前に激しい頭痛があった。
1ヶ月のうちに痛みがどんどんひどくなる、吐き気がないのに突然吐いてしまう、朝方に起きることが多い。
頭痛や吐き気とともに、手足がしびれて動かせなくなる、ろれつが回らない、などがある。
後頭部から頭全体に痛みがある(筋緊張性に似た痛み)、首の後ろが痛くなって、体を動かすと痛みが増す。
頭痛の主な原因
1.デスクワーク(パソコン、勉強など)
両腕を前に出し、長時間同じ姿勢をすることで肩甲骨が前方に引っ張られ、また、顔も前方に出てくるので重い頭部を引き上げる為に、肩甲骨から頚、背中につく筋肉に負担が掛かり、筋肉が硬くなります。
筋肉が硬くなることで頭部に行く血管や神経が圧迫され、血管が圧迫されれば血流不足=酸素不足になり頭痛が起きます。神経が圧迫されれば神経の支配領域に痛みが出ます。
また、後頭部と頚の境目の筋肉は、脳や脊髄など中枢神経を包んでいる硬膜とつながっており、したがってこの筋肉が緊張すると硬膜が引っ張られ中の中枢神経を圧迫してしまい頭痛が起きます。
ときには目の奥が痛い、吐き気、めまいまで出ることがあります。巻き込み肩になることで前側(胸)の筋肉が縮まったまま伸びなくなることにより、ますます正しい姿勢を取りづらくなります。
2.手仕事(パート・家事・赤ちゃん抱っこ)
手の筋肉を使いすぎることで筋肉が疲労し硬くなり、負担が大きくなると前腕から上腕、肩、頚と連動して筋肉が固まってしまいます。すると頭部に行く血管や神経が圧迫され頭痛が起こります。
3.猫背
猫背になることで、肩甲骨が前方に移動し背部の筋肉が引っ張られ負担が大きくなります。するとデスクワークの場合と同じような原因で頭痛が起きます。
4.ストレス
肉体的・精神的・生活環境等のストレスで、自律神経が乱れ、無意識に肩・首の筋肉に力が入り硬くなることで、血管、神経が圧迫され頭痛が起きます。
また、自律神経が乱れることで痛みの閾値が下がり、痛みが感じやすくなります。
5.眼精疲労
長時間のパソコンや読書、ときにはめがねの度が合わない、左右の視力に差があるなど、目を使いすぎて目の筋肉が疲労し硬くなると、頚や後頭部の筋肉も硬くなり、血管や神経が圧迫され頭痛が起きます。
どんぐり整骨院での頭痛治療
1. 首から後頭部に負担を掛ける原因となっている背中、肩、腕、胸、わき腹の筋肉をほぐします
2. 姿勢を悪くしている背骨を矯正、ストレッチします。
3. 直接の原因となっている頚と後頭部の筋肉をほぐします。
4. 頚椎(首の骨)を矯正します。
5. 頭蓋骨の調整をします。
頭蓋骨について
頭蓋骨は23個の骨がそれぞれ縫合と呼ばれる関節を介し、パズルのように組み合わさり形成されています。
内部は脳脊髄液という脳で生産される特殊な液体で満たされています。日常生活のくせや姿勢の悪さなどにより頭蓋骨がゆがみ、そのストレスにより脳脊髄液の流れが悪くなると、頭蓋骨内に脳脊髄液が溜まり、内圧が高くなります。当院の頭痛治療では、頭蓋骨を調整し頭部の血流やリンパの循環を正常化します。