背中の張り、こり
背中の症状
背中の張り、こりについて
背中には主に姿勢を保つ筋肉があり、普段の使い方、姿勢の悪さなどにより筋疲労を起こしてしまいます。肩こりに連動して起こることが多くあります。
背中の張り、こりの主な原因
1.デスクワーク(パソコン、勉強など)
両腕を前に出し、長時間同じ姿勢をすることで肩甲骨が前方に引っ張られ、姿勢が悪くなり、また、顔も前方に出てくるので重い頭部を引き上げる為に、肩甲骨から頚、背中、肩につく筋肉(脊柱起立筋、僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋など)に負担が掛かり、筋肉が硬くなり、こりを感じます。筋肉が硬くなることで血管が圧迫され血流不足になりますます筋肉が硬くなります。
また、巻き込み肩になることで前側(胸)の筋肉(大・小胸筋、前鋸筋など)が縮まったまま伸びなくなることにより、ますます正しい姿勢を取りづらくなります。
2.重いかばんを毎日持っている
重いかばんを肩にかけることで、肩を持ち上げようとする筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋、三角筋など)に負担がかかり、筋肉が硬くなりこりを感じます。また、筋肉が押さえつけられると血行が悪くなり疲労が蓄積し、ますますこりが起こります。背骨のゆがみがあると持ちやすい側ができ、いつも同じ方に持ってしまいゆがみが改善されず、こりも改善されにくくなります。
3.手仕事・家事
手を使う仕事・家事は、腕・肩・首の筋肉も連動して働くため、手を使いすぎると肩がこってきます。
4.普段の姿勢、骨格(猫背)
猫背だと両肩が前に出て肩甲骨が前方に引っ張られ、また、顔も前方に出てくるので重い頭部を引き上げる為に、肩甲骨から頚、背中、肩につく筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋など)に負担が掛かり、筋肉が硬くなり、こりを感じます。筋肉が硬くなることで血管が圧迫され血流不足になりますます筋肉が硬くなります。
また、巻き込み肩になることで前側(胸)の筋肉(大・小胸筋、前鋸筋など)が縮まったまま伸びなくなることにより、ますます正しい姿勢を取りづらくなります。背骨同士の関節や背骨とあばら骨の関節がずれて硬くなり、ますます正しい姿勢をとりづらくなります。
5.普段の姿勢、骨格(生理的弯曲減少(ストレート))
通常だと背中の部分(胸椎)は後ろに弯曲していますが、まっすぐすぎると上からの加重を吸収、分散することが出来ずに負担がかかりやすく、筋肉が支えようとして硬くなりやすくなります。
6.運動不足(筋力の低下・筋肉の柔軟性の低下)
肩の筋力、肩甲骨を後ろに引く力(僧帽筋、菱形筋、肩甲挙筋など)が弱いと肩甲骨が前方に引っ張られ、また、顔も前方に出てくるので重い頭部を引き上げる為に、肩甲骨から頚、背中、肩につく筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋など)に負担が掛かり、筋肉が硬くなり、こりを感じます。
筋肉が硬くなることで血管が圧迫され血流不足になりますます筋肉が硬くなります。
また、巻き込み肩になることで前側(胸)の筋肉(大・小胸筋、前鋸筋など)が縮まったまま伸びなくなることにより、ますます正しい姿勢を取りづらくなります。
7.ストレス
日常でのストレスによって、自律神経が乱れ、緊張状態のときに活動する交感神経が興奮し、筋肉の動脈は収縮し、(心拍数は上がり、瞳孔は散大し)筋肉も硬くなります。硬くなった肩周辺の血流が悪くなるのでますます筋肉が硬くなりこりを感じるようになります。
8.冷え症
体が冷えることによって筋肉が収縮し、硬くなりこりを感じます。さらに、血管も収縮するので血流も悪くなりますます筋肉が硬くなります。
また、深部体温が下がることで自律神経が乱れ、緊張状態のときに活動する交感神経が興奮し、筋肉の動脈は収縮し、(心拍数は上がり、瞳孔は散大し)筋肉も硬くなります。硬くなった肩周辺の血流が悪くなるのでますます筋肉が硬くなり、こりを感じるようになります。