腕の張り、しびれ
腕の症状
腕の張り、しびれについて
大きく分けて、腕自体に原因があるものと、首の部分で腕の神経が圧迫されて腕に症状が出るものがあります。
前者は、末梢神経圧迫症候群と呼ばれ、腕の各所を通っている神経が筋肉、骨、筋膜、腱、関節包などによって機械的な圧迫を受けて機能の低下や炎症を起こす状態をいいます。
後者は、頚椎症性神経根症などがあります。
ここでは、前者の末梢神経圧迫症候群の説明をします。
胸郭出口症候群(首の横から胸にかけての部分)、円回内筋症候群(前腕上部~中部)、前骨間神経症候群(前腕中部~下部)、回外筋症候群(肘部外側)、肘部管症候群(肘部内側)、手根管症候群(手首)、ギヨン管(尺骨神経管)症候群(小指側の手首)などがあります。
腕の張り、しびれの主な原因


手仕事(パソコン、家事、編み物、裁縫など)を多くする、重いかばんを毎日持つ、野球・テニス・バレーボールなどの腕を使うスポーツをするなど腕の筋肉を多用すると、発症します。同じ動作の繰り返し、使い過ぎにより筋肉疲労が起こり、筋肉が硬くなり、張り・こり・痛みを感じます。硬くなった筋肉などによって神経が圧迫されるとしびれやマヒなどの神経症状を起こします。
専門的な医学的原因としては、
①神経への機械的圧迫は、圧迫のある局部に酸素欠乏症を起こすことで神経障害がおこる。
②軸索輸送の低下による神経機能障害が起こる。
ことが考えられます。
このような障害では、妊娠、糖尿病、末端肥大症、関節リウマチ、SLE(全身性エリテマトーデス)、ビタミン欠乏症など、全身性の疾患を併発している状態では症状の出現が容易になります。これは、浮腫や軟組織の硬化を起こし、圧迫を増強させるためです。
どんぐり整骨院での腕の張り、しびれの治療
1. 硬くなっている背中、肩、胸、わき腹、首の筋肉をほぐします。


2. 肩甲骨周囲の筋肉をほぐしながら、肩甲骨の動きを付けていきます。

3. 原因となっている腕の筋肉をほぐします。

4. 超音波治療器にて、深部で硬くなっている部分を緩めます。

5. 姿勢を悪くしている背骨を矯正、ストレッチします。


6. テーピングにて、負担のかかっている筋肉の補助をします。
