膝痛
膝の症状
膝痛について
膝の痛みついて、ここでは大きく急性のものと亜急性(繰り返しの微小な外力による)のものに分けて、亜急性のものを中心に説明したいと思います。
急性のものは、転倒やコンタクトスポーツなどにより膝に急激な大きな外力が加わり、膝関節周囲の組織を損傷することで起きます。損傷する主な組織は、内・外側半月板、内・外側側副靭帯、前・後十字靭帯などがあります。
亜急性のものは、長時間の同じ動作の後や特に思い当たる原因がなく膝周囲に痛みが発症します。
膝痛(亜急性)の主な原因
1.同じ姿勢、動作をよくする。(立つ姿勢・中腰など)

同じ姿勢・動作をしていると、その形に骨格がゆがみ、体重を乗せやすい利き脚ができてしまい、そちら側の膝に負担が掛かって膝のずれが起き関節の組織(軟骨、半月板、靭帯、腱、関節包、滑液胞)が損傷し痛くなります。
2.運動不足(長年の使い過ぎによる筋力の低下・柔軟性の低下)

体重を支える役目の太ももの前の筋肉が、萎縮して筋力が低下してしまうので体重を支えきれなくなり、膝の関節の組織、軟骨、靭帯、腱などに負担が掛かり、膝が痛くなります。
3.家事(台所仕事・掃除機)

毎日の台所・掃除仕事などの中腰姿勢によって膝を動かす筋肉に疲労が蓄積し、筋肉が硬くなることでお皿が太ももの骨の方に押し付けられながら引っ張られ、お皿と太ももの骨の間で摩擦が起こり痛くなります。
4.正座をよくする

座をすると膝が最大に曲げられ、そこに上半身の体重がかかり、膝が圧迫され負担がかかり、関節の組織(軟骨、半月板、靭帯、腱、関節包、滑液胞)が損傷し痛くなります。太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が硬くなると正座をしたとき、お皿が押し付けられながら上に引っ張られ、お皿の周囲(膝の前側)が痛くなり、膝裏の筋肉(膝窩筋、腓腹筋(特に内側頭))が硬くなるとコリが圧迫され膝裏が痛くなります。膝に負担が掛かると、すねの骨(脛骨)が外にずれ(外旋し)、それを抑えようと内側の筋肉(膝窩筋、腓腹筋内側頭)に負担がかかり硬くなります。
5.スポーツ、ランニング、散歩など使いすぎ

膝を伸ばす筋肉が太ももの前の筋肉で、これが疲労を起こし硬くなり、お皿が太ももの骨の方に押し付けられながら引っ張られることによってお皿と太ももの骨の間で摩擦が起こり痛くなります。膝の回旋変位(ずれ)や半月板の癒着により、膝の動きにアンバランスがあると痛みやすくなります。
6.加齢

長年体重が膝にかかり、負担になることで関節の中の軟骨が磨り減り痛くなります。
どんぐり整骨院での膝痛の治療
1. 疲労して硬くなっている脚の筋肉や、膝の痛みをかばって硬くなっている腰殿部、背中、肩、腕、胸、わき腹の筋肉をほぐします。
筋肉によって骨が動くので、筋肉の前後左右のアンバランスがあると、骨もゆがませてしまいます。


2. 膝の各骨の捻じれ、ゆがみ、ずれを矯正していきます。

3. 脚のゆがみの原因となっている骨盤と背骨のゆがみを矯正していきます。

4. 膝の負担軽減、疲労筋肉の補助のためテーピングや包帯、サポーターをします。
